市販車として世界初となる自動運転レベル3を搭載
本田技研工業株式会社(ホンダ)は、市販車としては世界初となる自動運転レベル3を搭載した新型車「LEGEND(レジェンド)」を発売すると発表した。
今回発表されたのは、自動車大手である同社が、市販車としては世界初となる自動運転レベル3に適合した技術「Honda SENSING Elite」を搭載した新型車「レジェンド」を発売するというもの。
自動運転には、レベル1からレベル5まで、それぞれ運転にどれだけシステムが関与するかで区別されており、これまで市販車にはレベル3の技術を搭載したものまでが発売されてきた。
今回同社が発表した新型車「レジェンド」には、国土交通省より自動運行装置として型式指定を取得した自動運転レベル3条件付自動運転車(限定領域)に適合する先進技術「Honda SENSING Elite」が搭載されており、これによって高速道路渋滞時など一定の条件下で、システムがドライバーに変わって運転操作を行うことが可能とされている。

車両制御においては、3次元の高精度地図や、全球測位衛星システム(GNSS)の情報を用いて、自車の位置や道路状況を把握。多数の外界認識用センサーで周囲360°を検知しながら、車内のモニタリングカメラでドライバーの状態を見守るとのこと。
こうしてさまざまな情報をもとにメインECUが認知・予測・判断を適切に行い、アクセル、ブレーキ、ステアリングを高度に制御して上質でスムーズな運転操作を支援するとしている。
国の指針では、2025年を目処に完全自動運転を可能とする自動運転レベル5の導入を予定している。今回市販車でシステムによる運転を可能とした自動運転レベル3が導入されたことで、いよいよ自動運転の実装も進んできたと言えそうだ。

Honda SENSING Elite 搭載 新型「LEGEND」を発売
https://www.honda.co.jp/news/2021/4210304-legend.html本田技研工業の広報発表ニュース - Hondaは、「Honda SENSING Elite(ホンダ センシング エリート)」を搭載した新型「LEGEND(レジェンド)」を3月5日(金)に発売します。