「嫌」だと思う理由を考える

嫌なことが続く時は、本当に嫌な出来事が起こっているのでしょうか。それとも自分自身が嫌だと解釈する精神状態にあるためなのか、きっと自分なりの理由が見つかるはずです。
たて続けに仕事で失敗したり、人間関係がどんどん悪くなったり、なぜか物ごとは悪いことがひとつ起こると連鎖的に続いているように見えますよね。
そんな時はひとつひとつ「嫌なこと」を、なぜそう感じるのか客観的に解釈してください。なんとなく表面的に感じるよりも、具体的にネガティブに感じる理由を知りましょう。
悪いことが続くという暗示をかけている場合もありますし、考えすぎているだけだったり、一時的なマイナス思考で楽しいことも楽しく感じられなかったりする場合も。思い込みにより嫌な出来事が重なる例はよくありますので、マイナスの部分だけに意識が集中していないか、まずは思考転換で対処してみてください。
よい出来事にフォーカスする
嫌なことが続く時は一度とは限らず、人生にはよくあります。「なぜ自分だけが」と思うよりも、自分の番がやってきたと考えること。
そんな時期はいつやってくるかわかりませんが、誰にも訪れるものなので、ある程度心の準備をしながら暮らす必要もあるでしょう。嫌な出来事が続く時は否定的な考え方になり、それが次第に体にも悪影響を与え、食欲不振、睡眠不足といったあらゆる面にも連鎖してくる可能性があります。
阻止するためには、いつまでも起きたことを悔やむよりも、よい出来事にフォーカスしてみましょう。恋人と大喧嘩した日でも、お得なセール品を買ったなら嫌なことの穴埋めができますよね。
大切なのは物ごとを嫌だと感じる中でも、プラスのデータをたくさんインプットすることなのです。嫌な出来事があっても、いつの間にか忘れる都合のよい記憶力は誰しもあるもの。
どれだけ早く忘れるかがポイントで、引きずってしまう人はその間に次に嫌なことがまた起こり、必然的にたて続けに起こっているように見えてしまうのです。嫌だなと思う感情を抱いた時は、すぐによかった出来事を思い出す習慣を始めましょう。
怖がらず積極的に行動しよう

嫌なことが続く時は、自然と次の出来事を回避するために、自分の殻に閉じこもってしまう例がよくありますよね。なんでも無難な選択をしたくなり、それが逆に次の失敗を引き寄せる原因になる場合もあるのです。
そもそも「嫌なこと」とは、出来事自体に問題があるのではなく、自分の解釈により「嫌」だと思っているため。そのネガティブな感情こそが、自分にとって「嫌なこと」なのです。そんな時に一人でいつまでも考えごとをしても、なかなか状況は変わらず、さらにネガティブ思考を強めるだけ。もっと積極的に行動して、嫌な感情を抱く環境から抜け出しましょう。
たとえば温泉でリラックスしたり、美味しいものを食べに出かけたり。どのようなことをしても過去の出来事を書き換えるわけにはいきませんが、今の自分の感情を変えるのはあらゆる手段で可能なのです。嫌なことを避けてやる気を低迷させないよう、そんな時こそ少し自分自身をプッシュして、楽しみをどんどん発見してください。
負のスパイラルは自分が原因?
嫌なことが続く時は、自分にマイナスエネルギーが強く集まっているような不思議な気持ちになりますよね。神様に見捨てられた、運をなくしたなど、スピリチュアル的な要因を考えたくなるでしょう。
忘れてはいけないのは、「負のスパイラル」とは自分の心が全て土台にあるということ。悪いことが起こると思って挑戦すれば失敗も多くなり、それが目に見えない力のせいだと暗示をかけてしまいます。
本当は自分の考え方や心の状態がネガティブになっているためで、この状態だとよい出来事が起こっても見過ごしてしまいます。自ら生み出した負のスパイラルをなくすためには、何かを手放すのも方法です。
たとえば恋人と上手くいかない時期、無理やり会って話をするよりも、しばらく距離を置いてみるなど。人生の次のステージに進む時は、通過儀礼として困難が起こる場合がありますので、今自分は試されているのだと解釈できます。
まとめ
お守りで必ず幸福になる約束はありません。しかし嫌なことが続く時は、頼れるものが欲しくなるのが人間の心理。お守りを持っていると、気分的によい出来事が起こりそうな期待感が湧きますよね。目に見えない力で自分の環境が悪く変わるとしたら、逆に見えない力でよい方向に変えるのも可能なはず。よいことを引き寄せようという考えを持つこと自体が、嫌なことが続く時から抜け出す最初の一歩になるはずです。