時間に追われるストレスがない
スローライフの生き方にきちんとした定義はなく、スローに生活する、生きるというニュアンス。一般的には、田舎暮らしや時間にゆとりを持ち暮らすことをスローライフと呼びます。
今の時代はなんでもスピード勝負。人よりも先に情報を確保しておかないと、すぐに行き遅れてしまうような不安がありますよね。仕事に追われる生活も同じ。自由な時間がない暮らしは、次第に当たり前になってしまい、時間に追われていることすら気づかない人もいるでしょう。
そんな生活から脱却するスローライフ。時間的にゆとりのある生活を送るために、必ずしも田舎で暮らす必要はないかもしれません。逆に田舎暮らしでも時間に追われている人もいますので、どこに住むかが問題ではなく、あくまでも窮屈な生活リズムから解放される自分の意識が重要なのです。残業や休日の仕事、無理な人間付き合いなどを減らし、心の負担をなくすよう、一度生活リズムをリセットしましょう。
自然の豊かさを感じる

スローライフの生き方は、忙しい生活で感じられなかった自然の大切さや豊かさを実感できることです。気づいたらもう秋だったということはよくありますよね。
季節の移り変わりがわからないほど、毎日時間に追われて暮らすのは、心の豊かさにはつながらないでしょう。スローライフの生き方をするには、都市部から田舎に拠点を変えることがよいといわれていますが、その場合は自然との触れ合いが多くなり、人工的なものから天然の素晴らしさを感じられるようになります。
ただ田舎に引っ越したら、必ずしもスローライフになるわけではなく、新しい土地で快適に暮らすには地域のルールも学ばなければなりません。そんなライフスタイルは、最新の家電製品の使い方を学ぶのとは違い、住みやすさを心で感じるチャンスを与えてくれるはずです。
だらだらせずスローに生きる
スローライフの生き方は、決して「だらだら」することではありません。ゆとりのある時間とは、計画的に暮らしてこそ生まれてくるもの。
やるべきことを後回しにしてだらだらする生活では、スローな時間の流れは体験できないかもしれません。そもそもスローライフの生き方とは、のんびり過ごして人生を豊かにするスタイルのこと。
メリハリがなく暮らしていると、必然的にだらだらしてしまい、時間の無駄遣いにつながってしまうこともあるでしょう。それは目的を持たないためで、スローライフは手抜きではなく、なんでも詰め込まずにスケジュールを組み、それぞれを丁寧にやることなのです。
朝食を食べる時間がないなら、少しだけ早起きして朝日を見ながら一緒にコーヒーを飲むなど、自分の時間を大切にすると、自然とスローな中でもやる気が湧いてきます。
都会でスローライフはできる!

スローライフの生き方は、暮らしの場を変えなくても、都会暮らしでもできることです。田舎のような田園風景がなくても、都市部ならではのゆとりは考え方次第。
たとえばマンションのベランダにテーブルと椅子を置いて午後の休憩をしたり、夕日を眺めたりすることもスローライフです。夜は明かりを全て消して星空を鑑賞、月灯りを楽しむなど、自然と一体化することは可能なのです。
都会には広大な自然の風景はありませんが、自分が育てた花や植物を眺めるだけでも、時間はゆっくり過ぎていきます。そんな工夫をすることが、忙しい生活から切り離されるコツで、都市部でもスローライフを取り入れるところがたくさんあるでしょう。
スローライフで健康を目指す
スローライフは精神的なストレスをなくし、自分のゆとりを大切にする生き方なので、セルフケアも生活の一部に。プライベートと仕事の切り替えができると、規則正しい生活が手に入り、健康維持にもメリットが期待できるでしょう。
スローライフになると、健康志向に目覚める人も多く、食生活や運動など、自分をもっと大切にする気持ちが高まります。予定がないと、つまらない人間のように見えてしまうと思ったことは誰しもあるでしょう。
SNSでプライベートを公開することがよいとされる今の時代、どこにも行かずに家でのんびりするのは自慢できないことだと誤解する時もありますよね。そんな世間の視線を一切意識せず、自分と向き合うスローライフ。予定や仕事に追われないからこそ、自分の健康にも敏感に暮らせるようになるのです。
まとめ
スローライフの生き方に憧れるのは、今の生活に負担を感じているサインです。やらなければならないことがたくさんある生活は、視点を変えてみると、後回しにして自分を優先できる瞬間がたくさんあるでしょう。スローに生きることで見えてくるものがたくさんありますので、小さな喜びに価値を抱いたスローライフを始めてみてくださいね。