転職の面接の流れや事前準備を徹底解説! 覚えておくべきマナーもご紹介
転職の面接は大きく4つの流れで進み、事前準備や入退室のマナーが面接官への印象を左右します。
そのため、面接準備は早めに始め、応募した企業の面接の流れや傾向をつかんでおくことが大切です。
この記事では、転職の面接における基本的な流れや必要な準備、知っておきたいマナーについて解説します。
また、面接官に好印象を与えるポイントや、オンライン面接ならではの注意点もまとめました。
希望の企業に転職したい方、面接の流れを理解してスムーズに転職の準備を進めたい方は、ぜひ参考にしてください。
目次
基本的な転職の面接の流れ
転職の面接で覚えておきたい4つのマナー
転職の面接までにしておくべき準備
面接で好印象を与える3つのポイント
オンライン面接ならではの注意点やポイント
面接の流れを理解することが転職成功のカギ
基本的な転職の面接の流れ
転職の面接における一般的な流れは以下のとおりです。
なお、オンライン面接の場合は、受付のステップがないことが一般的です。
それぞれの段階で意識すべきことを把握し、面接の全体像をつかんでおきましょう。
受付
面接会場に到着したら、まずは受付を行います。建物に入る前にコートを脱いで畳み、受付前に服装や髪型の最終チェックをしましょう。
有人受付の場合は、「こんにちは。本日〇時から面接のお約束をいただいております、〇〇(氏名)と申します。恐れ入りますが、人事部の△△様にお取次ぎいただけますでしょうか。」といったように、目的と氏名をはっきりと伝えます。
面接に遅刻しないよう、事前に最寄り駅からの所要時間や道順をしっかり確認しておきましょう。
入室
受付が完了したら、指示に従い面接室へ入室します。入室時には、面接官がすでに室内にいる場合と、自分が先に通されて面接官を待つ場合があります。
自分が先に通されて面接官を待つ場合は、指示がなければ部屋の出入り口に近い下座の席に座って待ちましょう。面接官が入室したら、速やかに立ち上がり「よろしくお願いいたします」と挨拶をします。
小さな声での挨拶は、自信がない、あるいは元気がないといった印象を与えかねません。明るくハキハキとした声で挨拶することが大切です。
面接官がすでに室内にいる場合の入室手順は、後ほど詳しく解説しますので、そちらを参考にしてください。
企業説明・面接
着席後、いよいよ面接が始まります。
企業説明と質疑応答の順番は企業によって異なるため、その場の流れに合わせて柔軟に対応しましょう。
企業説明では、募集職種の具体的な業務内容や、ときには雇用条件についての説明があります。
職務内容や勤務条件について確認したい点がある場合は、このタイミングで質問すると、その後の面接もスムーズに進むでしょう。
面接では、まずこれまでの経歴などを踏まえて自己紹介を行い、その後、面接官からの質問に答えていきます。
転職の面接の場合、転職理由や現在の業務内容についてはとくに聞かれやすい項目です。
面接官からの質問が一通り終わると、多くの場合は、応募者から面接官へ質問をする「逆質問」の時間が設けられます。
これは、応募者自身の疑問や不安を解消するよい機会であると同時に、質問の内容を通じて入社意欲の高さを示すことも可能です。
退室
面接が終了したら、速やかに退室します。面接の機会をいただいたことへの感謝の気持ちを込めて退室しましょう。
退室のマナーについては後ほど解説します。
オンライン面接の場合は、原則として面接官が接続を切るのを待ってから退出するのがマナーです。
ただし、企業から先に退出を促されることもあります。その際は、指示に従い、感謝の言葉を伝えてから接続を切りましょう。
転職の面接で覚えておきたい4つのマナー
転職の面接では、押さえておきたい大切なマナーがいくつかあります。
ここでは、その中でもとくに重要な4つのポイントをご紹介します。面接全体の流れと合わせて覚えることで、自信を持って本番に臨めるでしょう。
面接の5~10分前に受付をすませる
面接当日は、時間に余裕を持って会場へ向かい、面接開始時刻の5~10分前には受付を済ませるようにしましょう。
遅刻は「時間にルーズな人」という印象を与え、社会人としての基本的な姿勢を疑われてしまう可能性があります。
公共交通機関を利用する場合は、到着時刻がぎりぎりにならないよう余裕を持ったスケジュールを立て、万が一遅れそうな場合は、速やかに企業へ連絡を入れましょう。
一方で、面接開始時刻よりも大幅に早く到着しすぎるのも、企業側の準備やほかの予定に影響を与える可能性があるため注意が必要です。
企業側も、当日のスケジュールに沿って準備を進めていることを理解しておくことが大切です。
入退室のマナーを把握しておく
対面面接における入退室は、応募者の第一印象やビジネスマナーが表れる重要な場面です。
ここでご紹介する正しい手順を、しっかりと理解しておきましょう。
【入室の手順】
入室時の手順は以下のとおりです。
-
Step
01
ドアを3回ノックし、面接官から応答があったら
「失礼いたします」と言って入室 -
Step
02
ドアを向いて静かに閉める
背中を面接官に見せすぎないように気をつける -
Step
03
椅子の横に立って「〇〇(氏名)です。本日はよろしくお願いいたします」とあいさつをして、お辞儀をする
-
Step
04
面接官に着席を促されたら「失礼いたします」と言って座る
ドアのノック回数を2回と勘違いしている方もいますが、ビジネスシーンでの正式なノックは3回です。
2回のノックは、トイレの空室確認などに使われるため、面接の場では失礼にあたります。
入室時から面接が始まっているという意識で、正しいマナーを心がけましょう。
【退室の手順】
退室時の流れは以下のとおりです。
-
Step
01
面接官から終了の声かけがあったら「本日はお忙しい中貴重なお時間をいただきありがとうございました」と伝え、一礼して起立する
-
Step
02
椅子の横に立ちお辞儀する
-
Step
03
ドアの前で面接官のほうを向いて「失礼します」と伝えて再度お辞儀する
-
Step
04
退室後は速やかに建物の出口へ向かう
もし、面接官や企業の方と一緒にエレベーターホールや出口まで向かう際は、見送りしてもらったあとに再度「本日はありがとうございました」と伝えましょう。
退室後の行動は誰が見ているかわからないため、面接が終わったからといって、気を抜いてスマートフォンなどを扱わないようにすることも大切です。
座る姿勢を整える
面接中の座る姿勢は、自分では気づきにくいかもしれませんが、面接官からは意外と見られているポイントです。
椅子には深く腰掛けすぎず、背もたれには寄りかからないように浅めに座るのが基本です。
手は、男性なら軽く握って太ももの上に、女性なら指を揃えて膝の上で重ねると、落ち着いた印象になります。
足は組まず、男性は肩幅程度に軽く開き、女性は膝を揃えて座ります。
背筋をすっと伸ばし、猫背になったり前のめりの姿勢になったりしないように注意しましょう。
また、無意識のうちに貧乏ゆすりや頻繁に髪を触るといった行動がないよう、面接中はとくに意識することが大切です。
これらの動作は、「落ち着きがない」といったマイナスの印象を与えかねません。
もし心配な場合は、事前に家族や友人に面接の練習相手になってもらい、姿勢や癖について客観的な意見をもらうのもよいでしょう。
身だしなみを整える
転職の面接において、身だしなみは第一印象を左右する重要なポイントです。
面接日までに、服装や髪型をしっかりと整えておきましょう。
ここでは、男女別に清潔感を演出するための服装や髪型のポイントをご紹介します。
転職の面接における服装のマナーについて、さらに詳しく知りたい方は、こちらの関連記事もぜひご覧ください。
【男性の髪型や服装】
スーツの場合は、黒や濃いグレー、紺色を選び、ワイシャツは白か淡いブルーがおすすめです。ネクタイは派手な柄や色ではないシンプルなものを選びましょう。
服装自由の場合は、ジャケットを着用し、カーディガンにチノパンツやスラックスパンツといったオフィスカジュアルを意識すると、堅苦しすぎない服装になります。
髪型は清潔感を意識し、おでこを見せるようなヘアセットにすると明るい印象を与えられます。ワックスを適量取り、横に流したりセンター分けにしたりして、顔全体が見えるようにしましょう。
髪を明るく染めている方や襟足が長い方は、面接を受ける業界・業種によっては暗くする、襟足を短く切るなどの対応をしたほうがよい場合もあります。
【女性の髪型や服装】
女性の場合、スーツはパンツスタイルでもスカートスタイルのどちらでも問題ありません。
スカートを選ぶ際は、丈が短すぎるとビジネスマナーに反すると見なされる可能性があるため、立ったときに膝が隠れる程度の長さのものを選ぶとよいでしょう。
スーツの色は男性とほぼ変わりませんが、柔らかい印象を見せたい場合はベージュなどもおすすめです。インナーも白や淡いブルー、ピンクなど派手すぎない色選びがポイントです。
服装自由の場合はオフィスカジュアルを想定し、ジャケットやスカートにパンプスなどのスタイルにすると清潔感のある身だしなみになります。
髪型は、サイドの髪を耳にかけたり、髪の長い方はひとつに結んだりする方法が清潔感を感じられるためおすすめです。前髪やサイドの髪が顔にかかると、表情などが見えにくくなってしまうため、ピンや整髪剤を使って整えましょう。
転職の面接までにしておくべき準備
転面接前から面接当日までに行う準備は大きく4つあります
<転職の面接までにしておくべき準備>
それぞれのポイントを確認し、万全の状態で面接できるように準備しましょう。
企業研究を行う
面接を受けるにあたって、最も重要な準備のひとつが企業研究です。
企業研究を深く行うことで、その企業の社風を理解したり、どのような人材を求めているかのヒントを得たりできます。
企業の公式ウェブサイトや採用ページ、求人情報、経営者のインタビュー記事などを丁寧に読み込み、事業内容や働く環境などについての理解を深めましょう。
面接で聞かれそうな質問に対する回答を考える
転職の面接では、多くの企業から聞かれやすい質問がいくつかあります。
事前にこれらの質問に対する回答をしっかりと準備しておけば、本番で質問された際にも落ち着いてスムーズに答えられます。
過去の面接体験談などを参考にしながら、自分なりの回答を用意しておきましょう。
例えば、志望動機やこれまでの経歴はほとんどの企業で聞かれる質問です。
職務経歴書や履歴書にも書く内容ですが、面接ではさらに深掘りした質問をされることも多いため、自己分析をしっかり行い、対策しておくことが重要です。
転職における面接でよく聞かれる質問について、さらに詳しく知りたい方は、こちらの関連記事もぜひご覧ください。回答例まで詳しくまとめていますので、面接対策にご活用ください。
逆質問を準備しておく
面接の最後に設けられることが多い「逆質問」の時間に備え、事前に質問したい内容を準備しておきましょう。
逆質問では、単に疑問を解消するだけでなく、あなたの入社意欲の高さや企業への関心度を示すよい機会となります。複数の質問を用意しておくと、面接の流れに応じて柔軟に対応できます。
逆質問は、自身の入社を想定できるような質問がおすすめです。
例えば、「○○という強みを活かしたいのですが、△△の部門ではどのように活かせるでしょうか?」「〇年以内に✕✕というポジションに就きたいのですが、過去に成し遂げた方はいるのでしょうか?」というように仕事に対する意欲やキャリアステップに関する質問は、入社後をイメージしやすいでしょう。
また、社風の確認をしたい場合は「御社ではサークル制度を設けているとありましたが、具体的にどの程度活動しているのでしょうか?」というような質問もおすすめです。
面接に必要な持ちものを確認する
面接当日に慌てないよう、必要な持ちものは前日までに必ず確認し、準備しておきましょう。
面接に必要な持ちものは以下のとおりです。
面接に必要な持ちものリスト
- 履歴書
- 職務経歴書
- 筆記用具
- 会社案内や求人情報のコピー
- 腕時計
日常的に使用するスマートフォンやハンカチ、財布などを一緒に準備し、忘れものがないようにしましょう。
履歴書や職務履歴書を折らずにきれいな状態で持ち運ぶために、かばんはA4サイズの書類が入る大きさのものがおすすめです。
また、人によっては薬やコンタクトレンズの予備、歯ブラシ、女性はストッキングの予備などを準備しておくと、万が一の際に活躍するでしょう。
面接で好印象を与える3つのポイント
これまでに解説した基本的なマナーや事前準備に加えて、さらに面接官に好印象を与えるための3つのポイントをご紹介します。
面接官の目を見てハキハキと話す
面接官と話す際は、相手の目をしっかりと見て、聞き取りやすい声の大きさや話すスピードを意識しましょう。ハキハキと話すことがポイントです。
これにより、あなたの自信や入社意欲が伝わりやすくなり、好印象につながります。
面接では緊張から、つい目線が定まらなかったり早口になったりすることもあるでしょう。
もし、相手の目を直接見ると緊張してしまうという方は、相手の眉間や鼻のあたりに視線を向けるようにし、普段よりも少しゆっくりと話すことを意識してみてください。
あわせて、面接官が話している途中で自分の話を始めたりせず、最後までしっかりと耳を傾けること、そして正しい敬語を使うことも、好印象を与えるうえで重要です。
結論から話す
結論ファーストは、面接官に好印象を与える話し方のひとつです。結論を先に話すことで、面接官は話の流れを理解しやすくなります。
例えば「あなたの強みを教えてください」という質問であれば、以下のような流れがおすすめです。
【“結論ファースト”回答例】
- 結論:私の強みは○○です。
- 理由:なぜなら~~~だからです。
- 具体例:現職では△△△の改善を行った結果、□□という成績を修められました。
- まとめ:この強みを活かし、御社では☆☆として貢献したいと考えております。
最後のまとめでは、自身の強みに加えてどのように志望先で活躍したいかを伝えると、入社意欲も伝えられるでしょう。
面接後にお礼のメールを送る
面接後のお礼メールは直接的に採用可否に影響することはあまりありませんが、丁寧な人、礼儀のある人、といった印象を与えられます。
同時に入社意欲のアピールにもつながる可能性があるため、時間を取ってもらった感謝や面接を受けて入社意欲が高まったことなどを含めたメールを送りましょう。
メールを送るタイミングは、面接当日中、または遅くとも翌日の午前中が適切です。面接が夕方以降の遅い時間だった場合は、企業の営業時間にも配慮し、翌日の午前中に送る方がより丁寧な印象を与えられます。
一方、面接を行って数日経ってから送ると、業務のやり取りも円滑に進みにくいのではないか、という不安につながるおそれもあります。
お礼メールで好印象を与えるには送るタイミングが重要になるため、スピード感を意識しながらも誤字脱字のないよう、丁寧な文章でメールを送りましょう。
オンライン面接ならではの注意点やポイント
転職におけるオンライン面接の流れは、基本的に対面面接の流れと変わりません。しかし、オンライン面接ならではの注意点やポイントがいくつかあります。
現在は対面だけでなく、オンラインで面接が行われるケースも少なくないため、ぜひ参考にしてください。
オンライン面接でよい印象を与えるポイント
オンライン面接は、対面面接よりも熱意や意欲が伝わりにくい傾向にあります。
少しでも意欲を伝えるには、表情や身振り、手振りを対面面接よりも大きめにすることを意識しましょう。
また、目線も非常に重要なポイントです。例えば、スマートフォンからオンライン面接を受ける場合、目線よりも下に置くと、上から目線のような形になり、面接官に威圧感を与えてしまうかもしれません。
カメラは目線と同じ高さで合わせ、まっすぐ見るようにすることが大切です。
オンライン面接の注意点
オンライン面接における注意点は以下のとおりです。
【オンライン面接の注意点】
- 安定した通信環境を確保する
途中で接続が切れてしまうと、面接が中断してしまうおそれがある - 静かな環境を選ぶ
マイクは意外と周囲の音を拾いやすいため、会話に集中できる静かな個室などを確保する - 背景に配慮する
事前に片づけるか、バーチャル背景を設定する - カメラ目線を意識する
話すときはできるだけカメラレンズを見るように意識する
上記のような、面接に集中しにくい状況や、背景に生活感があふれている環境は、面接官に「準備不足なのでは」といった不安を与えかねません。
「自宅で気軽に受けられるから」と油断せず、対面の面接と同様に万全の準備を整えて臨むことが大切です。
面接の流れを理解することが転職成功のカギ
転職の面接は、受付から入室、企業説明や面接官からの質問、逆質問があって退室までが流れです。
企業によって順番が前後する場合もありますが、基本的な流れは変わらないでしょう。
面接官からの質問や逆質問は事前に想定・準備を行っておくと、本番でも自信を持って回答できます。
また、入退室のマナーや話し方を意識すると、面接官にビジネスマナーのある人だと好印象を与えられるでしょう。
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