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2020/7/31
「怒り」の感情を抱いたとき、言葉や態度で露骨に表現してしまうと怒りの感情はまわりの人にも伝染し、職場や家庭の雰囲気を悪くしてしまいます。何かにずっとイライラしている人が近くにいると、自分もだんだん機嫌が悪くなってしまうこともありますよね。ほかにも、感情のままに怒りを表してしまった自分に対して後々自己嫌悪に陥ることもあります。そうならないためにも知っておくと役立つのが、自分で怒りをコントロールする「アンガーマネジメント」です。アンガーマネジメントは、怒りの感情を抑え込んで我慢するのではなく、「怒り」に対してワンクッション置いて正しく向き合うことを指します。アンガーマネジメントは私生活だけではなく仕事においても役立ち、社会人としての成長にもつながるので、ぜひ活用してみてください。
今すぐ実践できる簡単なアンガーマネジメントをご紹介します。突発的に感情のまま動かず、考え方や意識を変えるだけで仕事や私生活に良い影響を及ぼします。
突発的に怒りの感情が湧いた時、まず深呼吸して6秒耐えましょう。怒りの衝動のピークは6秒と言われているので、カッとなったらまず6秒我慢して怒りの衝動が引いてからその原因を考えましょう。怒りの感情は第二感情と言われていて、その裏には原因となるほかの感情が隠れています。何かが悲しくて怒っているのか、恥ずかしくて怒っているのか、その理由を分析、自覚することで突発的な言動ではなく、原因を解決するための適切な行動がとれるようになります。
怒りの感情と正しく向き合うために、自分の中にある「~するべき」「~であるべき」といった“べき”思考を見直してみましょう。自分の中の“べき”思考を破る出来事に対して怒りの感情が湧いてくるため、その“べき”思考が多く、内容が厳しければその分怒りの沸点が下がることになります。自分が必要以上にひとつのことに対してこだわりすぎていないか、世間の認識と乖離はないか見直したり、自分が特にこだわるポイントや許せる許容範囲を確認したりしましょう。自分の“べき”思考に対して、理想とまではいかなくても怒るほどではない許容範囲を広くできると、怒りの感情が湧く原因を少なくすることができます。
また、自分の中ではっきりした“べき”思考や許容範囲はまわりの人にも可能な限り共有できるとさらに効果的です。不快に思うこと、特にこだわるポイント、神経質になってしまう内容は人によって違います。自分の情報を開示し相手の情報もより多く知ることで、お互いが極力怒りの感情を抱くことなく気持ちよく過ごせるよう日頃から配慮することができます。
怒りの感情と向き合ううえではまず、「怒ることによって変えられることと変えられないことがある」ということを認識することが大切です。怒ることは心身ともに膨大なエネルギーを消費します。自分の力ではどうすることもできないことに対して怒りをぶつけても、自分がダメージを負うだけで解決はできません。自分が怒ることに意味があるのかを冷静に判断しましょう。そして“仕方のないこと”については、自分を守るためにも割り切ることが重要です。自分の力で解決できないことに対していつまでもイライラしたり悩んだりするのは余計なストレスを溜め込むことになり、集中力の低下にもつながります。また、その様子を見守るまわりの人にも影響します。仕方のないことについては早々に気持ちを切り替えて違うことに集中することで、自分の生産性の向上や環境の維持にもつなげることができます。
以上、実践できるアンガーマネジメントをご紹介しました。仕事において感情的にならず論理的に物事に取り組んで対応できる人は、部下からも上司からも信頼されます。自分を客観的にみつめる第三者視点を忘れずに、ビジネスマンとしてのスキルアップにもアンガーマネジメントを役立ててください。
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