転職・仕事の調査データ
【採用担当者編】
Q.021
企業として“女性の活用”に対する、何らかの取り組みを積極的に行っていますか?


A.「積極的でない」「どちらでもない」が約7割 そもそもの採用基準が性別ではないという理由


政府が“女性の活躍支援”に注力する中、「どちらでもない」(36%)「(積極的に)行っていない」(33%)と答えた企業が全体の約70%を占める結果となりました。その理由を尋ねたところ、大多数の企業が「男女差別なくスキル基準で採用や評価をしているから」と述べており、男女機会均等の意識が高い企業が多い事が伺えました。反面、“男女差別なく”という意識の高さが女性の積極活用に対しての特別な取り組みの妨げ(必要性を感じない理由)となっている実態も浮かび上がってきました。また「(積極的に)行っていない」と答えた企業において「現在の課題ではあるが、具体的に考えていない」との回答も多数あり、認識はあるものの行動に移せていない企業も多いようです。
一方「(積極的に)行っている」と答えた企業は、時短勤務の実施や育児サポート制度の導入など、女性の子育て支援に関する取り組みを行っているところが多く見受けられました。また、女性管理職の研修を行うなど、女性の活用にいち早く取り組んでいる企業があることも分かりました。
今回の結果から、“男女差別なく”という建前論で留まるのではなく、意識的に女性を積極活用していくことが今企業に求められていることのように感じられました。
- “どちらでもない”
-
・男女差別なくスキル基準で採用
・現在の課題であるが、具体的に考えていない
- “積極的に行っていない”
-
・性別にとらわれず、パフォーマンスや実績に応じて取り組むべきと考えているため。
・以前より男女差別なく、マネジメントやエンジニアなど、キャリアアップに取り組んでいるため、当たり前のように実施している。
- “積極的に行っている”
企業の取り組み -
・育休/産休制度
・時短勤務の導入
・「くるみん」マークの取得
【調査概要】
調査内容:採用担当者の意識調査
調査対象:ワークポート取引企業の採用担当者 [91社]
調査期間:2014年8月4日(月)~2014年8月29日(金)
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