転職・仕事の調査データ
【採用担当者編】
Q.035
異業界、異業種からの人材採用に積極的ですか?


A.結果は五分五分 いずれも人材不足の課題が背景に


キャリアチェンジのための転職を希望する人にとっては、異業界・異業種からの人材がどの程度受け入れられるのか気になるところ。そこで今回はさまざまな企業の採用担当者に「異業界、異業種からの人材採用に積極的か?」という質問をぶつけてみました。
調査の結果「積極的だ」との回答が51%、「積極的でない」との回答は49%と、ほぼ半分に意見が分かれました。積極的だと答えた採用担当者の意見を見てみると、「若手でやる気のある方であれば、未経験でも活躍していただける可能性がある」、「業界の色に染まっていない人材を育てたいため」、「人物面を重視して採用しているため」などの意見が多数挙がっておりました。また、「未経験者育成システムがあるから」という意見も複数あり、研修制度が整備されている企業は、異業種・異業界からの未経験人材採用に積極的なようです。ただ、「同業種からの即戦力採用が困難なため、異業種から積極的に採用している」という意見も散見され、世の中の人材不足、採用難の現状が浮き彫りとなりました。
一方、「積極的でない」と回答したのは、システムエンジニアなど専門的な技術や知識を要する業種の企業が多い印象でした。そのほか、「人材を育成するほどの余裕がない」との声もあり、ここでも人材不足の現状が垣間見られました。
- 【YESの理由】
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・業界や業種を限定せず、関連性のある分野であれば採用の検討余地は十分あり。
・営業職のみが積極的。OJTで教えていくので業界未経験者でも安心して勤務可。
・若手でやる気のある方であれば、未経験でも活躍していただける可能性あり。
・同職種であれば経験は大いに活かせる。また、考え方や仕事の進め方などプラス面が多い。
・未経験者育成システムがあるから。
・同業種からの即戦力採用が困難なため、異業種からでも未経験扱いが可能であれば積極的に採用している。
・スキルがあれば以前の職業は関係ない。ポテンシャルの高い方は採用できると考えている。
・ボーダーレスな時代に適応することが必要です。働き方、お客さまのニーズが多様化する中、固定概念にとらわれず、世の中にマッチアップしていくためには必要です。異業界からの方は重要キーワードとなります。
- 【NOの理由】
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・業界経験やITスキルが必須レベルになるため。紹介での未経験採用はほとんどなし。
・人材育成する余裕はないため。
・専門性の高い業種のため、教育に時間がかかる。なるべく同業から採用したい。
【調査概要】
調査内容:採用担当者の意識調査
調査対象:ワークポート取引企業の採用担当者 [67社]
調査期間:2015年10月19日(月)~2015年11月6日(金)
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