転職・仕事の調査データ
【転職希望者編】
Q.166
地方への転職に興味がありますか?


A.半数近くが「興味あり」と回答。テレワークで広がる居住地の選択肢


全国の転職希望者(20代~40代の男女)800人を対象に、地方(他都道府県)への転職に興味があるかと聞いたところ、「興味があり、検討中」と回答した人が26.9 %、「興味があり、いずれしたいと思っている」と回答した人が15.8%となり、42.7%の人が地方への転職に興味を持っていることがわかりました。
さらに、「興味はないが、いつかはするかもしれない」と回答した人は26.8%でした。将来的には検討するかもしれないという可能性をはらんだ人も含めると、約7割もの人に地方への転職の選択肢があるとみてもよいのではないでしょうか。
興味を持っている理由としては、地元へのUターン転職を希望する声のほか、「テレワークの定着化が進めば、生活コストの高い都心に住む意味がないため」(40代・男性・クリエイター・埼玉県)、「テレワークでも仕事が円滑に回る。実際、関東近郊に引越しを検討している」(30代・女性・営業・東京都)など、出社しない働き方が定着してきたことで居住地にこだわる必要がなくなったとする声が多く挙がりました。
また、「満員電車から解放され、生活するにものびのびとした環境が魅力的なため」(20代・女性・管理・埼玉県)、「家賃も安いし、いろいろな可能性がありそうなので」(40代・男性・クリエイター・東京都)など、地方であればワーク・ライフ・バランスを保ちながら仕事も私生活も充実させることができると考える人も多く見受けられました。
そのほか、地方創生やまちおこしに興味があるからという声、東京での生活に疲れたとするような声も挙がっていました。新型コロナウイルスがもたらした変化がきっかけで、これまでの働き方や生活を見直し環境を変え心機一転したいとする人も多数見られました。
一方で、地方への転職に興味がないと回答した人からは、「昨年まで地方で働いていてIT業界の求人の少なさを痛感しているから」(30代・男性・システムエンジニア・東京都)といった地方の求人数を懸念した声や「持ち家、子どもありのため」(40代・男性・営業・千葉県)といった生活環境や家庭事情を理由にした声が目立ちました。また、生まれ育った地元から動きたくないという声も多く見られました。
▼「興味があり、検討中」と回答した人の意見
・リモートワークが進み首都圏で暮らす価値が減った(30代・男性・運輸・埼玉県)
・今いる環境と違ったところで働きたい。自分の価値をアップグレードしたい(30代・男性・エンジニア・埼玉県)
・地元での求人が少ないため(30代・男性・管理・滋賀県)
▼「興味があり、いずれしたいと思っている」と回答した人の意見
・環境さえ整っていれば都会と地方の差は無くなってきているから(30代・男性・販売接客・京都府)
・地方出身者で、いずれは地方を盛り上げる事業をしたいから(30代・女性・コンサルタント・東京都)
・自然豊かな場所で暮らしと仕事を両立したいため(40代・男性・システムエンジニア・神奈川県)
▼「興味はないが、いつかはするかもしれない」と回答した人の意見
・実家が地方のため、検討する可能性はある(30代・男性・システムエンジニア・東京都)
・地元が好きだが、持家や家族の意向次第(30代・男性・企画マーケティング・神奈川県)
▼「興味はないし、今後も検討することはない」と回答した人の意見
・地方に探している職種が無いので(20代・男性・その他・神奈川県)
・家族がいて生活環境を簡単には変えられないため(40代・女性・管理・東京都)
調査内容:地方(他都道府県)への転職について
調査対象:ワークポートを利用している全国の転職希望者(20代~40代の男女)
有効回答:800人
調査期間:2020年10月27日~11月3日
※データは小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても100%にならない場合があります。
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