Q.067
睡眠時間を削ってでも働くべきだと思いますか?


A睡眠時間を削ってでも働くべきだとは「思わない」人が約8割 「体調優先」の声多数


かつて、バブル経済真っ只中には「24時間戦えますか?」というキャッチコピーが流行し、身を粉にしてがむしゃらに働く「企業戦士」がもてはやされるなど、企業の利益のために睡眠時間を削ってでも働く姿が美徳とされた時代もありましたが、約30年経った今ビジネスパーソンの価値観は一体どのように変容しているのでしょうか。9月3日の「睡眠の日」にちなんで、今どきのビジネスパーソンの睡眠に対する意識を調査してみました。
キャリアアップやスキルアップのためには、睡眠時間を削ってでも働くべきだと思うか聞いたところ、「まったくそう思わない」(36.1%)、「あまりそう思わない」(42.0%)が合わせて78.1%と約8割にのぼりました。睡眠時間を削って働くことは、今どきのビジネスパーソンの大部分にとってはもう「美徳」ではなくなっていることがわかりました。
睡眠時間を削ってでも働くべきだとは思わないと回答した人に理由を聞いたところ、「睡眠を十分に取ることは体調管理に不可欠だと思うから」(40代・女性・管理)、「心身の健康が第一だと思うから」(30代・女性・システムエンジニア)など、体調管理のために睡眠を重要視する意見が多く挙がりました。
また、「ワークライフバランスを保てなければ仕事にも私生活にも悪影響を及ぼし、キャリアアップもスキルアップも叶えられないと思うから」(20代・男性・接客販売)、「体調を整えてこそ良い仕事ができると考えているため」(40代・男性・事務)など、キャリアアップやスキルアップ、仕事の質を上げるためにこそ睡眠時間はきちんと確保すべきとする意見も多数寄せられました。
▼睡眠時間を削って働くべきではないとする理由(一部抜粋)
「健康が第一と考えており、睡眠時間を減らすことは健康被害につながりそうだから」(30代・男性・システムエンジニア)
「キャリアアップやスキルアップよりも、心身の健康が優先されるべきだと考えているから」(20代・男性・製造)
「睡眠不足だと集中力が欠け仕事の効率が下がり、ミスなども増える懸念があるため」(30代・女性・企画マーケティング)
「睡眠不足にならないように工夫することもスキルアップに重要と考えるから」(30代・男性・運輸交通)
「健康があっての仕事だと考えているため」(30代・女性・営業) …など
調査内容 :今どきのビジネスパーソンの睡眠意識について
調査機関 :自社調査
調査対象 :当社を利用している全国のビジネスパーソン(20代~40代・男女)
有効回答 :635人
調査期間 :2023年8月28日~8月31日
調査方法 :インターネット調査
※データは小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても100%にならない場合があります。