転職・仕事の調査データ
【転職希望者編】
Q.313
今後の働き方改革への期待度はどのくらいですか?


A.半数以上が「期待していない」と回答 柔軟な働き方を望む声が多数


今後の働き方改革への期待度を聞いたところ「とても期待している」(10.3%)、「期待している」(12.9%)とする人は合わせて23.2%、「期待していない」(18.8%)、「全く期待していない」(33.9%)とする人は合わせて52.7%となりました。対象者からは、「労働環境の改善を求めても変わらないと思う」(30代・男性・運輸交通)、「期待はしないことにした」(30代・男性・接客販売)といった声も挙がっています。
次に、今後働き方に関して会社にどのような変化を求めるか聞いたところ、「個々人の意思を尊重した働き方を推奨してほしい」(30代・男性・企画マーケティング)、「半休制度やフレックス制、在宅勤務など柔軟に働ける制度を作ってほしい。現在は全員が同じ時間に就業することしか認められず、それができない場合は遅刻や早退扱いになり精勤手当が削られる」(30代・女性・企画マーケティング)、「生活基準に合わせた勤務時間と勤務場所を認めてほしい」(40代・男性・営業)といった、働き手一人ひとりにあった柔軟な働き方を許容してほしいとする意見が多く見られました。
また、「休日は増えたが収入が減ったので改善してほしい」(30代・女性・接客販売)、「仕事量はこれまでと同じなのに残業時間削減と言われても無理がある。可能なかたちでしっかりと休みが取れるようにしてほしい」(40代・女性・接客販売)、「人員配置や仕事の質、量に着目したうえで改革を進めてほしい」(30代・女性・事務)といった、働き方改革による弊害をなくし、現実的な課題を汲んだうえで、働き手目線の働き方改革に取り組んでほしいとする意見も多数挙げられました。
さらに、「会社として働き方を改善する仕組みをつくってほしい」(30代・男性・営業)、「副業解禁をしたり、管理職登用時の年齢制限を撤廃したりしてほしい」(30代・男性・コールセンター)といった、会社内の制度や仕組みを改善したり整えたりしてほしいとする声も散見されました。こうした働き手の意見に企業側がすべて対応することはなかなか難しいですが、働きやすい環境であるかどうかは優秀な人材を定着させるためにも重要なポイントであるため、定期的に社内のルールや制度を見直す必要がありそうです。
■調査概要
調査内容 :働き方改革開始1年後の実態について
調査対象者:当社を利用している全国の転職希望者(20代~40代の男女)
有効回答 :224人
調査期間 :2020年4月1日~4月8日
※データは小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても100%にならない場合があります。
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