転職・仕事の調査データ
【転職希望者編】
Q.318
外出自粛中、自宅では主に何をしていますか?
A.外出自粛中に自宅でしていること、第2位に「学び直し」
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、不要不急の外出(仕事は除く)を自粛していると回答した人に、転職活動以外で、外出自粛中は自宅で主に何をしているか聞いたところ(複数回答可)、最も多かった回答が「動画サイト視聴」で57.6%でした。次に、「学び直し」(50.9%)、「SNSの閲覧」(43.8%)と続きました。「学び直し」が2番目に多く、転職活動に関わることでなくても空いた時間を使って改めて学習を行おうと考える、転職希望者の学習意欲の高さがうかがえました。
さらに、今後、外出自粛中に自宅でやってみたいことや、やろうとしていることを聞いたところ、「英語学習」との回答が目立ち、学び直しを図る人が多くいました。また、「スキルアップのために勉強やオンラインセミナーの受講などを積極的にやってみたい」(40代・女性・企画マーケティング)、「WEBサイト構築やマーケティング支援など、オンラインで完結可能なボランティア活動をやりたい」(40代・女性・企画マーケティング)、「副業を始めたい。会社に頼らないでも生きていけるようにしたい」(40代・男性・コールセンター)といった、自身のスキルアップのために勉強したり新しい挑戦をしたりと、積極的に学ぼうとする姿勢が見受けられました。
今回の調査では、新型コロナウイルスの感染拡大が転職活動にも大きな影響や変化をもたらしていることがわかりました。しかし、「時間があることでゆっくりと現状を見つめ直し、自身の経験を棚卸しできたと思う」(40代・男性・公務員)、「在宅勤務となり現況を見つめ直す時間ができた」(40代・男性・管理)といったポジティブな意見も見られ、外出自粛やテレワークなどで自由な時間が増えたことにより自身のキャリアを今一度見直すきっかけになったと考える人もいました。
転職市場は全体的には以前より厳しい状況ではありますが、業界や職種によって影響はさまざまであり、現在も積極採用している企業はあります。転職希望者は、外出自粛などにより時間がとりやすい今だからこそ、負の側面ばかりに目を向けずコツコツと転職活動の準備をすることが今後重要になってくるでしょう。さらに、企業側も優秀な人材を見逃さないためにも、新しい採用方法を取り入れるなど現況にあったやり方で柔軟に対応する姿勢が求められているのではないでしょうか。
また、今回の調査でも見られたように内定取消や選考中止などの事例が起きていることも事実です。そんな中、個人で転職活動を進めていた転職希望者が、人材紹介サービスなど転職支援のプロに相談することでそうしたリスクをできる限り回避しようとする動きも見えてきました。新型コロナウイルス感染拡大以前とは転職市場も大きく変わっています。この先の転職活動では、コロナ禍においてどのような転職活動の方法が最も効率的か検討することも肝要でしょう。
■調査概要
調査内容 :新型コロナウイルスによる転職活動への影響について
調査対象者:当社を利用している全国の転職希望者(20代~40代の男女)
有効回答 :906人
調査期間 :2020年4月21日~4月28日
※データは小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても100%にならない場合があります。
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