転職・仕事の調査データ
【転職希望者編】
Q.323
転職先はダイバーシティ推進に力を入れている企業が良いですか?
A.約90%がダイバーシティ推進企業への転職を希望!
転職するなら職場のダイバーシティ推進に力を入れている企業に転職したいと思うか聞いたところ、「とても思う」(43.3%)、「やや思う」(43.0%)とする人は合わせて86.3%となり、「あまり思わない」(11.3%)、「まったく思わない」(2.3%)とする人は合わせて13.6%となりました。
近年、ダイバーシティ推進企業が注目され、働き手は性別や年齢、国籍などに関係なく活躍できる場を求めていると考えられます。しかし今回の調査では、50%以上が現在の会社は男女平等であるとは感じられないと回答しているため、今後企業は働き手のニーズを汲み取り、すべての人が平等に評価されるシステムを作っていくことが課題となりそうです。
職場での女性差別が問題視されているなか、本調査では男女ともに性別によって仕事を強制されたり制限されたりするようなジェンダーハラスメントにあっていることがわかりました。「男性らしく」、「女性らしく」という考え方は根強いようです。一方、今回の調査で現在の会社(直近の会社)で相手に男女差別と捉えられるようなことを言ってしまったことはあるか聞いたところ、「ある」と回答した人はわずか7.0%でした。ジェンダーハラスメントと捉えられる発言の多くは、悪気なく無意識に発せられているのかもしれません。ジェンダーハラスメントをなくすためには、働き手一人ひとりが自身の発言がハラスメントに当たらないかを一度考えてから発言するといった意識を持つことが大切になってくるのではないでしょうか。
また、近年はLGBTQなど性別への柔軟な理解も求められています。採用難の時代、男女の型にはまった体制をとっていては確実に人材の定着は難しくなっていくでしょう。企業風土や社内に漂う雰囲気は、一社員の力で変えることは難しいはずです。企業側はジェンダーに関わらず個人の能力や適正に応じて評価する体制をつくることが重要だと考えます。今後、企業と働き手の双方がジェンダーによる差別をなくしていこうとする意識を持てるかが課題となってくるのではないでしょうか。
■調査概要
調査内容 :ジェンダーハラスメントについて
調査対象者:当社を利用している全国の転職希望者(20代~40代の男女)
有効回答 :300人
調査期間 :2020年2月10日~2月17日
※データは小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても100%にならない場合があります。
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