転職・仕事の調査データ
【転職希望者編】
Q.251
女性活躍推進のために、会社にどんな取り組みを希望しますか?
A.明確な評価制度・女性管理職のキャリアプランの形成など働きやすさ向上を求める声
女性活躍推進の取り組みで会社に希望することは何か聞いたところ、「男女に関係ない明確な評価制度及び報酬、子育て世代や子育てシングルに対する配慮」(40代・コールセンター)、「性別でレッテル貼りをせずに本人の希望を汲んでほしい」(30代・管理系)、など、性別問わず正当な評価を望むという意見が多く挙がりました。また、「女性管理職のキャリアプランの形成」(20代・製造)、「残業への考慮や出産などで休職しても昇給する仕組み」(20代・機械系エンジニア)など、女性も理想のキャリアが叶う制度を期待するという意見もありました。ほかには、「時短勤務者でも裁量の大きい仕事ができる環境作り、意識改革」(30代・事務)、「残業時間の短縮、男性の育休取得推進」(20代・企画)など、家庭と仕事の両立がしやすいよう、時短勤務、リモートワーク、休業などの制度の充実を希望する声もありました。ただし、「産休育休の制度は良いが、独身や子離れ、子なしの人にしわ寄せがいくので人員補充をして一人当たりの仕事の負荷を考えるべき」(30代・企画)という意見もあり、出産・育児をする人に限らず、すべての人が納得して働けるシステムが必要だとする声もありました。さらに、「女性活躍を女性だけの問題のように考えないでほしい」(40代・管理系)という意見もあり、女性活躍推進のためには男女問わず課題に向き合う必要があると捉え、女性や一部の社員に任せきりにしない環境整備を訴える人も少なくないことがわかりました。
▼女性活躍推進のために希望する取り組み(一部抜粋)
「共有協業など担当者ありきではなく誰もが有事に見舞われたときにサポートできる環境作り」(30代・営業)
「表面だけではなく実際に女性を活用してほしい」(40代・管理系)
「偏見のない職場作りやハラスメントへの厳正な対処」(40代・システムエンジニア) …など
働く女性は、女性が活躍できる職場に身を置きつつも、自分自身が管理職を希望するかと聞かれると尻込みしてしまう人が多いことがわかりました。政府や企業は女性管理職の積極登用を掲げることで、女性活躍を推進しようとしていますが、当事者である働く女性との間にはギャップが生じているようです。管理職につくとキャリア形成のために長時間勤務が免れない、出産・育児などで仕事や働き方の選択肢が狭められるなど、キャリアに関する不安は人それぞれです。真の女性活躍推進には、働く女性がキャリアを諦める理由に耳を傾けたうえで、求められる対応を一つひとつ丁寧に検討していく必要があるのではないでしょうか。
■調査概要
調査内容 :女性活躍推進と仕事の価値観
調査機関 :自社調査
調査対象 :当社を利用している全国のビジネスパーソン (20代~40代・女)
有効回答 :91人
調査期間 :2022年4月19日~4月26日
調査方法 :インターネット調査
※データは小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても100%にならない場合があります。
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