転職・仕事の調査データ
【転職希望者編】
Q.207
転職の際、会社の経営理念に共感できない場合は応募を見送りますか?
A.53.6%が「応募意欲は下がる」と回答。転職先の経営理念への共感は必須。価値観の一致は働く意欲向上に重要。
転職の際に、会社の経営理念に共感できない場合は応募を見送る人は「はい」が53.6%と、「いいえ」の46.4%を上回りました。
応募を見送る理由を聞いたところ、「共感できない経営理念のために働く矛盾を抱えたままではモチベーション高く働けない」(40代・女性・管理)、「経営理念に共感できない場合、将来、自身の仕事を肯定できない日が来ると思われる」(40代・男性・企画)など、経営理念への共感は、意欲高く働き続けるために必須という意見が多く挙がりました。
ほかにも、「自己の生活や成長に不安が残り、勤め上げることができない」(30代・男性・システムエンジニア)など、価値観の不一致による短期離職への不安の声や、「長期的にみて双方の不利益になる」(40代・男性・システムエンジニア)など、共感しないまま入社すると社員だけでなく会社にとってもマイナスだという声も挙がりました。
一方、経営理念に共感できなくても応募に影響しない理由を聞いたところ、「経営理念に関係なく職場環境、仕事内容、その他条件を優先する」(30代・男性・研究開発)、「最終的には現場で働く人の考え方や相性を重視する」(20代・女性・企画)など、経営理念に共感できなくとも職場環境や給与など、ほかに重視したい条件を満たしていれば問題ないという意見がありました。また、「実際の業務にあまり関係しないことが多い」(30代・女性・コールセンター)、「共感できない場合でも、貢献できることはある」(20代・男性・建築)など、経営理念は業務とは関係が薄いと考える人も少なくありませんでした。
今回の調査では、経営理念を重要視し再定義する会社が多い中、ビジネスパーソンも同様に経営理念を重視している傾向があることがわかりました。経営理念を重視する人は、経営理念が自身の業務に大きく関与すると考えるため、転職先選びにおいても重要視していました。
一方で、経営理念が経営戦略や働き方などと乖離していると感じることがあると、経営理念に共感できない、重視しなくてもよいという考えになっているようです。日頃から経営理念に触れる場面があるかどうかによっても、意識は変わりそうです。
ミスマッチのない転職、働き方をするためにも、経営理念、ミッション、パーパスがどのように体現されているのかを読み取る力も大切になってくるのではないでしょうか。
調査内容 :経営理念(ミッション、パーパス)について
調査対象者:当社を利用している全国の転職希望者(20代~40代の男女)
有効回答 :386人
調査期間 :2022年1月6日~1月17日
※データは小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても100%にならない場合があります。
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