転職・仕事の調査データ
【転職希望者編】
Q.360
どんなセクハラを受けましたか?
A.性的言動や装飾物で就業環境を害す「環境型」が最多 社内や飲み会での事例多数
セクハラの種類を「対価型」「環境型」「制裁型」「妄想型」の4タイプ(※)に分類し、職場でセクハラを受けたことがある人にどんなセクハラを受けたか聞いたところ、「環境型」が47.1%と最も多く、「制裁型」もほぼ同数の45.5%でした。
※セクハラの種類
対価型セクハラ:何らかの措置を優遇する対価として性的な行為を求めるケース
(例:昇給させる代わりに性的な行為を求める、食事の誘いを断った社員を降格させるなど)
環境型セクハラ:職場での性的な言動や装飾物の設置をするケース
(例:性的な噂話を流す、アダルト系ポスターを掲示するなど)
制裁型セクハラ:異性に対して圧力をかけるような態度を取るケース
(例:女性社員の発言を無視して男性の指示にだけ従う、「女性は育児に専念したいだろう」と発言するなど)
妄想型セクハラ:相手が自分に好意があると勝手に決め付け、それに基づいた行動をするケース
(例:両思いだと思い込みしつこく食事に誘う、交際中の体で大量にメッセージを送るなど)
具体的には誰からどんな場面でセクハラを受けたか聞いたところ、男性上司から業務中や飲み会でセクハラを受けたという意見がとくに多く寄せられました。内容としては、口頭でのセクハラや不必要な身体への接触などが中心となりました。また、結婚・生理・妊娠などに関するセクハラ発言の事例も多々挙がりました
▼セクハラの被害事例(一部抜粋)
・対価型セクハラ
「仕事だと呼び出され、行ったらプライベートの食事で交際を迫られた。次に断ったら、仕事に不真面目だと叱責された」(40代・女性・クリエイター)
「上司(男性)が飲み会に参加することをほぼ強要。参加しなかったら冷たくされ、仕事から干される」(40代・女性・コールセンター)
「顧客(男性)から購入時に性的な内容の発言をされた」(20代・女性・接客販売)
「同性のお客様から関係を要求された」(40代・男性・営業)
・環境型セクハラ
「皆がいる前で上司(男性)から“風俗で働いていそう”と発言される」(30代・女性・事務)
「上司(男性)から飲み会後に抱きしめられたり、“ブラウスの中は何を着ているの?”と聞かれたりした」(30代・女性・事務)
「上司(男性)や同僚(男性)から下品な話を頻繁に聞かされた」(40代・男性・管理)
「未婚であることについて、上司からゲイだと皆の前で言われ笑われた」(40代・男性・営業)
・制裁型セクハラ
「上司(男性)から、“女性の育成は会社の損失、子供を産んだら辞めるように”と言われた」(30代・女性・企画マーケティング)
「生理痛で欠勤した際、上司(男性)から生理事情について細かく尋問され、2時間半ほど別室で説教された」(20代・女性・事務)
「上司(男性)からすれ違いざまにお尻などを触られた。男性社員の話しか聞かず、女は早く子供を産んだ方が楽だと言われた」(30代・女性・コールセンター)
「性別で指示が違う。有給申請も女性は申請無しでOKだが、男性は申請と許可が必要」(40代・男性・企画マーケティング)
・妄想型セクハラ
「同僚(男性)から一方的に好意を抱かれ、執拗に食事に誘われたりキスを迫られたりした」(30代・女性・事務)
「上司(男性)の車での迎えを断ったが来られ、車内で無理やりハグしようとしてきたので避けたら頭を撫でられた。“ハグさせろよぉ~”といった内容や、名前をちゃん付けや呼び捨てで呼ぶメッセージが届いた」(40代・女性・企画マーケティング)
「2人だけになったときに“お前、俺のこと好きだろ”と言いながら抱きついてきた」(20代・女性・その他)
「同僚(女性)に退勤時に跡をつけられた。嫌がってもしつこく話し掛けられた」(30代・男性・管理) …など
調査内容 :セクシャルハラスメントの実態について
調査機関 :自社調査
調査対象 :当社を利用している全国のビジネスパーソン (20代~40代・男女)
有効回答 :121人
調査期間 :2023年5月31日~6月6日
調査方法 :インターネット調査
※データは小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても100%にならない場合があります。
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