転職・仕事の調査データ
【転職希望者編】
Q.321
女性へのジェンダーハラスメントを目撃したことがありますか?


A.目撃者は30%以上 内容は女性のキャリアを軽視するような発言など


対象者に、女性がジェンダーによるハラスメントを受けているところを見たことがあるか聞いたところ、「ある」と回答した人が33.7%、「ない」と回答した人が66.3%でした。ジェンダーハラスメントを受けている女性を目撃した人の割合は、男性の場合より10%以上高いものの、男性に対するジェンダーハラスメントを目撃したと回答した人も約20%いることから、男女ともにジェンダーハラスメントにあっているようすがうかがえます。
女性がジェンダーによるハラスメントを受けているところを見たことが「ある」と回答した人に、どんなジェンダーハラスメントだったか具体的に聞いたところ、「女性は正社員にはなれないと言われていた」(30代・女性・医療福祉)、「女性だから仕事ができないと言われたり、上司にしたくないと言われたりしていた」(20代・女性・クリエイター)、「女性はコピー取りや事務作業だけ行っていれば良いと言われていた」(30代・男性・システムエンジニア)といった、女性のキャリアを軽視するような発言をされていたとする声が多く挙げられ、会社の仕組み自体が女性差別を助長している可能性もみられました。
また、「女性には年上であってもタメ口で話されていた」(40代・男性・その他)、「女性だからかわいらしさを出せと言われていた」(30代・男性・営業)、「男性は名前で呼ぶが、女性に対しては「女の子」と呼んでいた」(40代・女性・管理)といった、女性に対する敬意に欠けた言動がみられたとの意見も多数見られました。
さらに、「女性が少ない職場なのでプロジェクトに登用されるが、畑違いの分野にも無理強いのように参加しなければならない人がいた」(40代・女性・事務)といった、女性活躍推進の取り組みによりむしろ負担を強いられるケースも見られました。適材適所に人材を配置せずとりあえず女性を管理職に登用したりプロジェクトに参加させたりするような動きは、かえって女性のキャリアアップへのモチベーションを低下させる原因になってしまうのではないでしょうか。
■調査概要
調査内容 :ジェンダーハラスメントについて
調査対象者:当社を利用している全国の転職希望者(20代~40代の男女)
有効回答 :300人
調査期間 :2020年2月10日~2月17日
※データは小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても100%にならない場合があります。
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