転職・仕事の調査データ
【転職希望者編】
Q.311
働き方改革開始後自分の働き方は変わりましたか?


A.「改善された」と回答した人は15.6%、「悪化した」と回答した人が21.4%


働き方改革開始後自分の働き方は変わったか質問したところ、「改善された」と回答した人は15.6%、「変わらない」と回答した人が62.9%、「悪化した」と回答した人が21.4%となりました。
当社が行った働き方改革開始1ヵ月後と半年後の調査では「改善された」と回答した人が1ヵ月後調査では7.5%、半年後では10.2%、1年後では15.6%となり、この1年で10%ほど改善した人の割合が上がっています。一方で、「悪化した」と回答した人も働き方改革開始1ヵ月後調査では12.9%だったのが、半年後では16.7%、1年後には21.4%となっており、増加傾向にあるといえます。
「改善された」と回答した人に具体的にどのように改善されたのか聞いたところ、自分の時間を作ったり家族の予定を優先できるようになったりとプライベートの時間を確保できるようになったという意見が多く見られました。一方、「悪化した」とする人からは企業側が無理に働き方改革を進めたことで、強制的な残業時間削減や有給休暇の取得を迫られているとの回答が多く見られました。
以前の調査でも、一部では制度だけが一人歩きをして表面的な働き方改革が行われているようすが見られましたが、いまだ解消されていない企業もあるようです。また、「改善された」と回答した人の中にも改善された点がある一方で、それによる弊害もあると感じる声が散見されました。
▼「改善された」という人の意見
・自分の時間が作りやすくなった。疲れの溜まり方も違うと感じる(30代・男性・営業)
・子どもの体調や家庭の事情を優先して予定を組めるようになった(40代・男性・その他)
・仕事の効率が良くなった(30代・女性・接客販売)
・残業時間が削減された。一方で、定時までにすべての業務を終わらせることに集中するあまり、業務プロセスや結果、報連相などが粗雑になってしまった(40代・男性・営業)
・残業時間が減りプライベートの時間が増えた。しかし残業削減により収入は減少した(40代・男性・接客販売)
▼「悪化した」という人の意見
・会社の年間休日が減り、有給休暇をあてがわれることになった(40代・女性・事務)
・有給を無理やり取らされたため、業務が溜まってしまった(20代・男性・コールセンター)
・給料が著しく低下し、生活困難になった(20代・女性・接客販売)
・非管理職は残業できないため、管理職にシワ寄せがきている。業務量、労働時間ともに増加した(40代・男性・企画マーケティング)
・残業時間削減を促進するあまり、休憩がとれない状況に陥った(40代・女性・事務)
・仕事量が変わっていないのに残業時間削減を進めているのでサービス残業が増えた(40代・男性・その他)
・勤務時間の管理などが徹底されるようになったが、サービス残業が当たり前だった時と業務内容が変わらないため、業務品質が低下した(30代・男性・その他)
■調査概要
調査内容 :働き方改革開始1年後の実態について
調査対象者:当社を利用している全国の転職希望者(20代~40代の男女)
有効回答 :224人
調査期間 :2020年4月1日~4月8日
※データは小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても100%にならない場合があります。
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