転職・仕事の調査データ
【転職希望者編】
Q.193
「給与のデジタル払い」が解禁されたら給与をデジタル払いで受け取りたいですか?


A.7割弱が「すべて現金を銀行口座から受け取りたい」と回答。銀行口座を経由する受け取り方に不満が無い人が大多数。


今後、給与のデジタル払いが解禁されたら便利になると思うか聞いたところ、「はい」が26.9%、「いいえ」が33.3%、「わからない」が 39.7%という結果になりました。現時点では政府が目指す給与のデジタル払いの利便性のイメージがつきにくい状態であるといえます。
さらに、給与のデジタル払いが解禁されたら給与をデジタル払いで受け取りたいか聞いたところ、「すべて現金を銀行口座への振り込みで受け取りたい」と回答した人が67.0%と大多数でした。「現状どおりで不便を感じない」(40代・女性・事務)と、銀行口座を経由する受け取り方に不満が無い人が大多数です。また、デジタル払いへの不安感から、これまでどおり銀行口座を介したい人も多い傾向です。例えばセキュリティを不安視する声や「現金でもらえた方が、決済方法が自由に選べ、お金の管理がしやすいため」(40代・女性・事務)、「金銭感覚を保つため」(20代・男性・接客販売)など、金銭をデジタルで扱うことによる使いすぎを懸念する意見がありました。
しかし、「ボーナスやインセンティブのみデジタル払いで受け取りたい」という人は14.7%、「すべてデジタル払いで受け取りたい」人は8.7%と、少しでもデジタル払いを望む人は2割を超えます。「すべて現金を手渡しで受け取りたい」人は1.0%のみであることを考慮すると、デジタル払いへの期待は決して少なくないと言えます。ボーナスやインセンティブのみデジタル払いで受け取りたい人は理由として、「預金は銀行。決済はデジタル決済と利便性によって使い分けたい」(40代・男性・企画)と、受け取り方の手段の使い分けを望んでいました。自分で金額を設定した分のみデジタルで受け取りたいという意見もありました。また、「すべてがデジタルになると現状では不便なことが多いため」(20代・女性・事務)、「まずはボーナスから実施して、事例を少しずつ出してほしいから」(20代・男性・製造)など、リスクの分散のためにも少しずつデジタル払いを始めたいという意見が挙がりました。「すべてデジタル払いで受け取りたい」人は、「現金よりもスマホ決済を多く使う身としては、受け取り時点でデジタルである方が使い勝手がいい。現金が必要なときだけ現金化すれば良いから。」(20代・男性・接客販売)、「銀行へ行くのが面倒だから」(40代・男性・システムエンジニア)など、スマホ決済による便利さや銀行を介する手間の解消を理由に挙げていました。
調査内容 :給与のデジタル払いについて
調査対象者:当社を利用している全国の転職希望者(20代~40代の男女)
有効回答 :312人
調査期間 :2021年11月19日~11月25日
※データは小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても100%にならない場合があります。
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