転職・仕事の調査データ
【転職希望者編】
Q.334
韓国人材を積極採用する企業にどんなイメージを持っていますか?
A.60%以上が韓国人材を採用する企業に好印象
韓国人材を積極採用する企業にどんなイメージを持つか聞いたところ、「とても良いイメージ」(20.8%)、「やや良いイメージ」(42.9%)とする人が合わせて63.7%となり、「やや悪いイメージ」(23.5%)、「とても悪いイメージ」(12.8%)とする人は合わせて36.3%でした。日韓関係が悪化する一方で、企業の韓国人材採用の取り組みに対して好意的に捉える人が60%以上いることが分かりました。
昨今のビジネスのグローバル化に伴い、日本でも多くの外国人材が必要とされています。韓国人材に限らず、外国人材を採用する企業は、働き手に好印象を与えるのかもしれません。
日本で働く韓国人材は年々増加しています。今回の調査結果でも、韓国人材とともに働いた経験のある人が対象者の半数以上いることがわかり、日本人が韓国人材とともに働く機会が日常化しているようすがうかがえました。企業のグローバル化に伴い、今後はより多くの日本人が韓国人材とともに働く可能性が高くなると考えられます。日韓関係に関する多くの情報や個人によって異なる意見があるなかで、日本人の働き手はビジネスにおいて韓国人材とどのように向き合っていくべきかを考える必要があるのかもしれません。また、企業側も日本人と韓国人材がともに気持ちよく働ける職場環境づくりを整備していく必要があるのではないでしょうか。
今回の調査では、対象者の多くが外国人材に対する評価を国籍ではなく個人の素質で判断すると回答しました。世界情勢は日々変化し、激動の時代を迎えています。日韓関係の問題はそのひとつといえるでしょう。しかしビジネスの現場は今後よりグローバル化していき、ますます韓国人材やそのほかの外国人材とともに働く機会が増えていきます。そのとき、相手を国籍や育った環境で判断するのか、もしくは「その人そのもの」を見るのか。どのような姿勢で外国人材と向き合っていくのかを考えることが、今後働き手と企業の大きな課題となってくるのではないでしょうか。
〈番外編〉
日本の韓国への輸出管理措置やホワイト国除外に対して、または日韓関係悪化について、自由回答で意見を求めた結果、さまざまな意見が挙がりました。今回はその一部をご紹介します。
▼日本の韓国への輸出管理措置やホワイト国除外に対して、または日韓関係悪化についての意見(回答者のコメント)
・日韓関係が改善に向かうことを望んでいる(30代・男性・営業)
・韓国を嫌う風潮があるが、若者の間では韓流アイドルや韓国料理が人気であり、特に隔たりはなくなってきていると感じる(20代・男性・医療福祉)
・韓国政府関係者は嫌いだとしても、韓国人すべてを嫌うのは間違っていると思う。ビジネスの現場では国籍関係なく優秀な人材は積極的に登用し、協力しあうことが健全だと考えている(30代・男性・事務)
・転職活動において、応募企業における国別の取引高を考慮するようになったり、カントリーリスクを考慮しない経営陣がいる企業については応募を控えたりするようになった(40代・男性・管理)
・韓国とは協力的な関係を築けたら良いと思うが、韓国が日本に対して友好的でないためこのような処置になっても致し方ないと思う(30代・女性・事務)
・政府間の関係については韓国側の一方的な姿勢が続いたことを残念に感じる一方で、日本人と韓国人それぞれが会話もしていないのに険悪になってしまうのはもったいないと感じる。海外旅行をした際に出会った多くの韓国人はとても紳士的だった(30代・男性・営業)
・個人的に日本政府のスタンスは強く支持している。その上で、国籍にとらわれず日本で働きたいと考える優秀な人材は快く引き入れていくべきと考える(30代・男性・その他)
・輸出管理に関しては措置開始への理由や内容から妥当であると認識している(30代・男性・システムエンジニア)
・政治的問題とは別に民間交流は進めるべきだと思う(40代・男性・その他)
■調査概要
調査内容 :日本人の働き手からみた韓国人材について
調査対象者:当社利用者
有効回答 :336人
調査期間 :2020年1月9日~1月16日
※データは小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても100%にならない場合があります。
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