転職・仕事の調査データ
【転職希望者編】
Q.329
一緒に働く人が体調不良で休むことについてどう思いますか?


A.ほぼ100%が体調不良なら会社を「休むべき」と回答


ともに働く人が体調不良で仕事を休むことについてどう思うか聞いたところ、79.4%が「体調不良なら休むべき」と回答し、20.2%が「どちらかというと体調不良なら休むべき」と回答しました。一方、「体調不良で休むべきではない」と回答した人は0.4%で243人中1人のみでした。体調不良でも無理をして出社すると回答した人が多くいるなかで、ほとんど人はともに働く人が体調不良を理由に会社を休むことについて肯定的でありギャップが生じていることがわかります。
熱があっても無理をして出社した社員が実はインフルエンザを発症しており、そこから社内で感染が広がってしまったというケースなどもみられます。感染症が猛威をふるうなかで、改めて働き手一人ひとりが体調不良の際の適切な対応を考え直しているのかもしれません。
新型コロナウイルスの広がりにより、これまで以上に感染症対策を行う人が増えています。今回の調査で個人的に行っている感染症対策があるか聞いたところ、マスクの常時着用や手洗いうがいの徹底、アルコール消毒などが挙げられたほか、「知らない人との濃厚接触をできるだけ避けている」(20代・女性・クリエイター)、「マスクを4時間に1回取り替えている」(30代・男性・システムエンジニア)、「外出時はおにぎりやサンドイッチなどの手掴みで食べるものを食べないようにしている」(30代・女性・営業)など、できる限りウイルスへの感染を防ごうとする働き手の動きがみられました。
しかし、働き手にとって多くの時間を過ごす職場での感染症対策は個人の対策だけでは限界があるでしょう。本調査では体調不良でも無理をして出社した理由として、熱が出たとしても「そもそも会社を休むという概念がなかった」というような意見がみられ、感染症に対する予防意識には個人差があることがわかります。
多くの人がひとつの空間に集まる職場は、集団感染が起きやすい場であるといえます。企業側は体調不良の際の対応に明確なルールを設けたり新たに対策を練ったりするなど、安心して働ける職場環境づくりに取り組む必要があると考えます。また、働き手側も個人でできる感染症対策を行ったり、自身が体調不良の際は周囲に移さないよう配慮したりするなど、職場で感染を拡大させないよう意識することが大切になってくるでしょう。長期化が予想される新型コロナウイルスなどの感染症に対し、企業側も働き手側も今後適切な対応がとれるかが大きな課題となってくるのではないでしょうか。
■調査概要
調査内容 :職場の感染症対策について
調査対象者:当社利用者
有効回答 :243人
調査期間 :2020年2月3日~2月10日
※データは小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても100%にならない場合があります。
専任の転職コンシェルジュが、
あなたの転職活動を成功まで導きます。
あなたの可能性を最大限に広げます。
ワークポートの無料転職相談サービスを
ご利用ください。
