転職・仕事の調査データ
【転職希望者編】
Q.188
どんな内容の学び直しをしたいですか?


A.「英語」や「プログラミング」が人気!企業のグローバル化やIT技術の進歩が影響か。
学び直しをしたいと回答した人に、どんな内容の学び直しをしたいか聞いたところ、最も多く挙げられた回答が「英語・英会話」でした。次に「プログラミング」、「経営学・経済学」が多い回答となりました。この結果は、現在改めて学び直しをしていると回答した人が行っている学び直しの内容と同じ結果であり、働き手の関心が集まる分野が集中していることがわかります。昨今のビジネスのグローバル化やIT技術の進歩によるIT市場拡大に伴い、将来的に市場価値の高い人材になるべく学び直しを図る働き手のようすがうかがえます。
次に、同対象者にもし実際に学び直しをするとしたら、その際の懸念点などはあるか聞いたところ、ほとんどの働き手が「時間の確保ができない」、「金銭面の負担が大きい」と回答しました。リカレント教育や学び直しに興味は持っているものの、「仕事の時間が生活の大部分を占めるため学び直す時間がない」(20代・女性・管理)、「家族の養育費があるため、経済的余裕がない」(40代・男性・システムエンジニア)といった、時間と金銭面の問題によって学び直しのハードルが上がっていることがわかります。
経団連などは今月3日、国立大学の授業料をリカレント教育に限って上限規制を緩めるべきだとしました。国立大学の授業料は、文部科学省が省令で定める標準額の120%を超えない範囲内に収める必要がありますが、社会人は学生より金銭的にゆとりがあるという理由から、リカレント教育に限って授業料の上限緩和を求めています。しかし、今回の調査結果では学び直しに興味があっても金銭的理由から諦めてしまったり不安を抱えていたりする働き手の声が多く挙げられており、リカレント教育における課題はまだまだ多くあることがわかります。
▼人気の学び直したい分野(回答者のコメントを一部抜粋)
・英語/英会話
「業務を行う上で外国語ができれば提案の幅が広がると思うため」(30代・男性・企画マーケティング)
「英語が話せれば良かったと思う場面が多々あるため」(40代・男性・システムエンジニア)
・プログラミング
「数年間新しいIT技術などを取り入れていなかったため」(40代・男性・システムエンジニア)
・経営学/経済学
「大学で学んでいたが、現在の経済学はまったく分からないので学び直したいと思っている」(40代・男性・営業)
調査内容 :リカレント教育について
調査対象者:当社利用者
有効回答 :102人
調査期間 :2020年1月20日~1月27日
※データは小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても100%にならない場合があります。
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